プラットフォーム間でのプッシュ通知
Kii Cloud は、FCM、APNs、MQTT などの様々なプッシュ通知の技術に対して、横断的にプッシュ通知を行うことができます。
たとえば、あるユーザーが Android 端末と iOS 端末を両方持っていたときその両方にプッシュ通知を受け取ることができます。
Android からは FCM を、iOS からは APNs を使ってプッシュ通知を受け取ります。Kii Cloud でこのユーザーが講読しているトピックにプッシュメッセージが送信されると、Android 端末は FCM を、iOS 端末は APNs を通して、このユーザーが持っている両方のデバイスに対してプッシュ通知が送られます。
また、プッシュ通知の送信時に送信対象を選択することで、FCM のデバイスだけにメッセージを送信するようなこともできます。
Kii Cloud では、Push to App や Push to User の講読の仕組みだけで、プラットフォームを横断したプッシュ通知を実現できます。送信先プラットフォームの一覧管理など、メッセージ送信に関する煩雑な実装は不要であるため、サービス仕様の実装に集中できます。
開発環境と配布環境
Kii Cloud でのプッシュ通知は、APNs 以外にプッシュ通知を送信する場合でも、開発(Development)と配布(Production)という 2 つの異なる環境を識別できます。
APNs では、APNs の仕様として開発環境と配布環境の 2 つの環境を持っています。APNs 以外のプッシュ通知ネットワークでは、Kii Cloud が開発環境と配布環境の 2 つの環境を利用できるよう、独自の機能を提供しています。
すべてのプラットフォームで開発環境と配布環境を使い分けることができるため、リリース中の環境と切り離して、開発環境にだけプッシュメッセージを送信するなどのテストを行うことができます。
この機能の詳細は...
- 横断的なプッシュ通知や、開発環境と配布環境の識別については、リファレンスガイドの「プラットフォーム間でのプッシュ通知」(Android、iOS、JavaScript、REST)を参照してください。