ユーザーの作成
Kii Cloud のユーザー(KiiUser)は、モバイルアプリを利用するエンドユーザーに対応する概念です。
モバイルアプリを使う際、ユーザーはスマートフォンなどのデバイス上で様々なデータを扱います。それらのデータの多くはデバイスそのものではなく、ユーザーに紐付けて保存するのが適切です(デバイスごとに Bucket を分けてデータを保存することもできます)。
また、IoT ソリューションで Thing SDK を使用する場合、Thing はそのオーナーとなるユーザーと関連付けて使用します。
Kii Cloud にユーザーを登録する際は、大きく分けて以下の 3 通りのユーザーの識別方法があります。
ユーザー名+パスワードによる認証
ユーザー名とパスワードを指定してユーザーを登録し、それらを利用してログインします。
ユーザー名の代わりにメールアドレスや電話番号を使ったり、これらを併用したりしてログインできます。
仮ユーザーの利用
仮ユーザー(Pseudo User)はエンドユーザーからの明示的なログインを行わずにユーザーを使用する仕組みです。
仮ユーザーの作成 API を呼び出すと、Kii Cloud 上にユーザーが作成され、そのユーザーに対するアクセストークンが発行されます。モバイルアプリでは発行されたアクセストークンを保持し続けることによって、目的のユーザーにアクセスします。仮ユーザーにログインすることはできません。
機種変更が必要になった場合は、ユーザー名とパスワードを登録させ、別のデバイスからログインさせることもできます。
ユーザーを様々な方法で識別できるため、エンドユーザーに対して会員登録の敷居を下げることができます。
仮ユーザーを使った認証は、アプリごとにユーザー登録したくないエンドユーザーに対して有効です。
この機能の詳細は...
- ユーザー登録と仮ユーザーの詳細は、「ユーザー登録とログイン」(Android、iOS、JavaScript、REST)を参照してください。