Thing オーナー管理

Kii Cloud は Thing オーナー管理のために以下の機能を提供します。

オーナー追加

Thing と、そのオーナーとなるユーザーまたはグループを関連付けるため、以下の方法を使用します。

Thing-IF SDK と Kii Cloud SDK for Thing の機能を併用する場合

Thing とオーナーに示したとおり、このケースでは、Thing-IF SDK の初期登録の API で Thing の登録とオーナーの関連づけを同時に行います。

Thing-IF SDK の初期登録では、以下のパスワードフローに相当する方法でオーナーを追加します。
Kii Cloud SDK for Thing の機能だけを使用する場合

このケースでは、Kii Cloud SDK for Thing が提供しているオーナー追加の API を呼び出して、Thing とオーナーの関連づけを行います。

Kii Cloud SDK の各プラットフォーム向け SDK では、パスワードフローと PIN コード認証フローという 2 つの方式をサポートしています。

Thing SDK Embedded にはオーナー追加の API が用意されていません。Thing SDK Embedded で登録された Thing をモバイルアプリ側からオーナー登録するか、REST API を使ってオーナー登録します。

対象 Thing のパスワードを指定することで、自分または自分が所属するグループをオーナーとして追加できます。

パスワードフローを使って新たに Thing オーナーを追加する方法は以下をご覧ください。
クライアント SDK　REST

PIN コード認証フローでは、まず新たな Thing オーナー追加用の PIN コードを Kii Cloud より取得します。実際にオーナーを追加する際には、この PIN コードを正しく送信する必要があります。

PIN コード認証フローは、Thing またはモバイルアプリが開始可能です。それぞれについて、フローの概要を以下に説明します。

Thing がフローを開始する場合、Thing は新オーナー追加のための PIN コードを Kii Cloud より取得し、これをユーザーに対して提示します。ユーザーはこの PIN コードを読み取り、ログイン状態のモバイルアプリを介してこの PIN コードを Kii Cloud に送信します。Kii Cloud は PIN コードを確認し、正しい PIN コードであった場合はこのユーザーないしはユーザーが所属するグループを新たな Thing オーナーとして追加します。
モバイルアプリがフローを開始する場合は役割が逆になります。まずモバイルアプリが新オーナー追加のための PIN コードを Kii Cloud より取得し、これをユーザーに提示します。ユーザーはこの PIN コードを読み取り、Thing を操作してこの PIN コードを Kii Cloud に送信します。Kii Cloud は PIN コードを確認し、正しい PIN コードであった場合はこのユーザーないしはユーザーが所属するグループを新たな Thing オーナーとして追加します。

PIN コード認証フローを使って新たに Thing オーナーを追加する方法は以下をご覧ください。
REST

Thing、管理者、およすべての認証済みユーザーは、特定のユーザーがある Thing のオーナーであるか確認できます。

オーナー確認を行う方法は以下をご覧ください。
クライアント SDK　REST

Thing と管理者は、Thing のオーナーであるユーザーやグループの一覧を取得できます。

オーナー一覧取得を行う方法は以下をご覧ください。
REST

ユーザーは自分を Thing オーナーより削除できます。またグループメンバーは、グループを Thing オーナーより削除できます。管理者は任意のオーナーを削除可能です。

オーナー削除を行う方法は以下をご覧ください。
クライアント SDK　REST