開発者ログの閲覧
サーバー上の開発者ログ閲覧は、コマンドラインツールで行います。
インストール
コマンドラインのインストール方法は こちら をご参照ください。
開発者ログの閲覧
開発者ログを閲覧するには、次のようなコマンドを実行します。
node bin/kii-logs.js -t \
--site jp \
--app-id <your_app_id> \
--app-key <your_app_key> \
--client-id <your_client_id> \
--client-secret <your_client_secret>
指定可能なオプションは次のとおりです。
- -h、--help:ヘルプを表示。
- --app-id:AppID。
- --app-key:任意の値。
- --client-id:ClientID。
- --client-secret:ClientSecret。
- --token:管理者トークン(CilentID と ClientSecret の代わりとして利用可能)
- -t、--tail:待機状態にして出力の最後を監視し、新しいログが追加される度にこれを表示。
- -n、--num:出力するログ数。最大値は 1500 行。指定のない場合のデフォルト値は 100。-t と同時に使用すると無視される。日時フィルタの指定がない場合、新しい方から指定件数だけ出力。
- --site:サーバーの設置場所(
jp
) - --use-utc:ログのタイムスタンプおよび日時フィルター(date-from、date-to)を UTC 時間として処理する。省略時はローカルタイムとして処理される。
- --http-proxy:使用する HTTP プロクシ(例:https://my.proxy:8080 )。ファイアウォールの内側など直接 Kii Cloud API にアクセスできない場合に利用。
必ず開発者ポータルで取得した値を --site、--app-id、--app-key、--client-id および -- client-secret に設定してください(取得方法については こちら をご参照ください)。また ClientID と ClientSecret を指定する代わりに、アプリケーション管理者のトークンを --token オプションで指定することもできます(アプリケーション開発者のトークンの取得方法は アプリ管理者向け機能 を参照してください)。
ログは以下のように出力されます。タイムスタンプは ISO 8601 形式 で出力されます。
2014-04-09T10:36:00.215+09:00 [INFO] group.create description:New Group created groupID:Lannisters
2014-04-09T10:36:10.837+09:00 [INFO] user.register description:New user registered userID:114ebed2-08f7-4168-b916-ac5f6bf236c3 login-name:Cersei
2014-04-09T10:36:11.081+09:00 [DEBUG] user.login description:User logged in userID:114ebed2-08f7-4168-b916-ac5f6bf236c3 login-name:Cersei
2014-04-09T10:36:11.934+09:00 [INFO] bucket.user.object.create description:Bucket Object created userID:114ebed2-08f7-4168-b916-ac5f6bf236c3 bucketID:Joffrey bucket-type:rw objectID:17c92e3a-39d2-458b-9c29-64d228ff40e5 data-type:application/json; charset=UTF-8
2014-04-09T10:36:12.778+09:00 [DEBUG] bucket.user.acl.grant description:Granted ACL on Bucket userID:114ebed2-08f7-4168-b916-ac5f6bf236c3 bucketID:Joffrey bucket-type:rw verb:Q type:BUCKET
2014-04-09T10:36:12.899+09:00 [DEBUG] bucket.user.acl.grant description:Granted ACL on Bucket userID:114ebed2-08f7-4168-b916-ac5f6bf236c3 bucketID:Joffrey bucket-type:rw verb:C type:BUCKET
2014-04-09T11:45:46.000+09:00 [INFO] user.register description:New user registered userID:caa16ea6-151d-4df9-9fc7-d9c3ce1b90d9 login-name:Jaime
フィルター
必要な情報を効率的に確認するために、閲覧対象ログにフィルターをかけられます。
コマンドラインツールにおいて使用可能なフィルターには以下のものがあります。
- --user-id:ユーザー ID でフィルターをかける。
- --level:ログレベル(DEBUG、INFO、WARN、ERROR 等)でフィルターをかける。
- --date-from、--date-to:日時でフィルターをかける(例:2013-01-01、2013-01-01 14:05:30)。
日時は ISO 8601 形式または YYYY-MM-DD HH:mm:ss 形式で指定してください。デフォルトではローカルタイムとして日時を処理します。UTC(協定世界時)として処理する場合は --use-utc オプションを指定してください。
フィルターを指定して開発者ログにフィルターをかける例を以下に挙げます。
node bin/kii-logs.js \
--site jp \
--user-id f9609a8e-d379-4106-af1b-2e2f092991f2 \
--level INFO \
--use-utc \
--date-from 2014-01-01 \
--date-to 2014-01-31 \
--app-id <your_app_id> \
--app-key <your_app_key> \
--client-id <your_client_id> \
--client-secret <your_client_secret>
開発者ログに表示される内容
開発者ログには以下の内容が出力されます。
- ユーザーの作成、更新、削除、メール/電話番号認証、別サービスアカウントによる認証
- グループの作成、更新、削除、メンバー追加/削除
- Bucket の作成、検索、クエリ、削除
- Object の作成、更新、削除
- Object Body のアップロード完了/キャンセル、公開
- 各種 ACL の付与、剥奪
- アプリケーション(CR:新規 Bucket 作成、CT:新規トピック作成)
- Bucket(C:新規 Object 作成、Q:検索、D:削除)
- Object(R:読み込み、W:書き込み)
- トピック(ST:トピック購読、MT:トピックへのメッセージ送信)
- プッシュ通知のデバイスインストール、Bucket/トピック購読、メッセージ送信
- Server Code の設置、更新、実行
- Server Code 内で
console.log
による任意のログ出力
開発者ログのサイズ
Kii Cloud では 1 アプリケーションあたり 16 MB まで開発者ログを保存します。サイズを超過した場合は、古いログから削除されます。
出力されるログの内容にもよりますが、50,000 行程度のログが保存できることを想定しています。