アプリケーション

Kii Cloud の機能を使用するには、まず、開発者ポータルからアプリケーションを作成する必要があります。これは、開発中のモバイルアプリやサービス専用の領域を Kii Cloud 上に作成する操作です。

作成したアプリケーションは Kii Cloud SDK、Thing-IF SDK のいずれからも利用されます。

Kii Cloud 内のデータは作成したアプリケーションの単位で独立して存在しています。 たとえば、A さんが PhotoAlbum アプリケーションと CarRacing アプリケーションを、B さんが同名の CarRacing アプリケーションをそれぞれ Kii Cloud 上に作った場合、それらは独立した存在となります(下記のとおり、名前によるアプリケーションの識別は行いません)。逆に、A さんの PhotoAlbum アプリケーションでは各クライアント SDK から同じデータを参照できるため、Kii Cloud SDK for Android で登録した写真を Kii Cloud SDK for iOS で表示する機能も容易に実現できます。

アプリケーションの作成

アプリケーションを作成する際には、以下の指定ができます。

  • アプリケーション名

    開発者ポータルでアプリケーションを識別するための名前です。クライアント SDK ではアプリケーション名を使用することは基本的になく AppID(アクセスキー 参照)によって識別します。既存のアプリケーションと同じ名前を付けても SDK からの識別上は問題ありません。

  • 使用するクライアント SDK

    アプリケーションで使用するクライアント SDK を指定します。指定の有無にかかわらず REST は常に使用できます。開発者ポータルからいつでも変更できるため、作成時は最小限の設定を取ることができます。

    Kii Cloud SDK for Thing や REST API を使う場合など、SDK の選択肢がない場合は、任意の SDK を選択してアプリケーションを作成します。