利用可能なモジュールと文法
Server Code を書く際、以下のモジュールを利用できます。
- Node.js 16.X
- jQuery-1.11.3
- Underscore.js 1.4.4
- JSON object
Kii Cloud SDK for JavaScript は利用できますが、Thing-IF SDK for JavaScript は利用できません。
Crypto モジュールなど、上記のリストに記載されていないモジュールは、パフォーマンスやセキュリティ等の影響が懸念されるため、Server Code では使用できません。
HTTP モジュールは使用できませんが、jQuery を使って他のサーバーへアクセスできます(クロスドメイン通信も可能ですが、HTTPS で自己署名証明書を使ったサイトへは接続できません)。サンプルは REST 経由で Object Body を利用 をご覧ください。
モジュールの利用
これらのモジュールを利用する場合、モジュール自身をサーバーに設置する作業は不要ですが、モジュールによっては JavaScript コードの先頭で require を実行する必要があります。以下に require の実行の必要有無を示します。
モジュール | require の実行 | |
---|---|---|
Node.js | punycode | 必要 |
Query String | 必要 | |
UDP/Datagram Sockets | 必要 | |
URL | 必要 | |
jQuery | 不要 | |
Underscore.js | 必要 | |
JSON object | 不要 | |
Kii Cloud ※1 | Kii Cloud SDK for JavaScript | 不要 |
※1 Thing-IF SDK for JavaScript は Server Code で利用できません。
以下は Underscore.js によってリストのサイズを調べる例です。
var _ = require("underscore");
function main(params, context) {
return _.size({a:1, b:2, c:3});
}
なお、Kii SDK for JavaScript を利用する場合は、Kii.initializeWithSite()
などの初期化処理も不要です。
利用可能な文法
JavaScript エンジンとして Node.js v16.X を使用する場合でも、ES6 以降の仕様はサポートされません。JavaScript の文法には ES5 を使用する必要があります。