利用可能なモジュールと文法

Server Code を書く際、以下のモジュールを利用できます。

Kii Cloud SDK for JavaScript は利用できますが、Thing-IF SDK for JavaScript は利用できません。

Crypto モジュールなど、上記のリストに記載されていないモジュールは、パフォーマンスやセキュリティ等の影響が懸念されるため、Server Code では使用できません。

HTTP モジュールは使用できませんが、jQuery を使って他のサーバーへアクセスできます(クロスドメイン通信も可能ですが、HTTPS で自己署名証明書を使ったサイトへは接続できません)。サンプルは REST 経由で Object Body を利用 をご覧ください。

モジュールの利用

これらのモジュールを利用する場合、モジュール自身をサーバーに設置する作業は不要ですが、モジュールによっては JavaScript コードの先頭で require を実行する必要があります。以下に require の実行の必要有無を示します。

モジュール require の実行
Node.js punycode 必要
Query String 必要
UDP/Datagram Sockets 必要
URL 必要
jQuery 不要
Underscore.js 必要
JSON object 不要
Kii Cloud ※1 Kii Cloud SDK for JavaScript 不要

※1 Thing-IF SDK for JavaScript は Server Code で利用できません。

以下は Underscore.js によってリストのサイズを調べる例です。

var _ = require("underscore");
function main(params, context) {
    return _.size({a:1, b:2, c:3});
}

なお、Kii SDK for JavaScript を利用する場合は、Kii.initializeWithSite() などの初期化処理も不要です。

利用可能な文法

JavaScript エンジンとして Node.js v16.X を使用する場合でも、ES6 以降の仕様はサポートされません。JavaScript の文法には ES5 を使用する必要があります。