Application クラスの実装
初めに、Application クラスである HelloThingIF.java からソースコードを見ていきます。
このクラスでは、Kii Cloud SDK の初期化を行います。以下のような処理が実装されています。APP_ID
、APP_KEY
、APP_SITE_CLOUD
は導入時に設定した値です。
public static final String APP_ID = "11111111";
public static final String APP_KEY = "22222222222222222222222222222222";
public static final Kii.Site APP_SITE_CLOUD = Kii.Site.JP;
public void onCreate() {
super.onCreate();
// initialize the Kii SDK!
Kii.initialize(getApplicationContext(), APP_ID, APP_KEY, APP_SITE_CLOUD, true);
}
Kii.initialize
は Kii Cloud SDK の初期化メソッドです。ここでのパラメータは 3 つあり、順にアプリケーションの AppID、AppKey、サーバー設置場所を表します。
なお、Thing-IF SDK を使用する際には、Thing-IF SDK と Kii Cloud SDK の両方のレイヤーで初期化が必要です。Thing-IF SDK の初期化処理は、PromiseAPIWrapper で実装されています。処理の詳細は ログイン画面の実装 で説明します。Kii Cloud SDK と同様に、AppID とサーバー設置場所を指定します。AppKey は任意の値を指定します。
Kii Cloud には、多数の開発者が作成した多数のアプリケーションが存在しており、それぞれを識別するため、AppID を使用します。これらの値は開発者ポータルでアプリケーションを作成したときに生成されます。
下の図のように、モバイルアプリの初期化処理では、AppID を指定します。図の AppID = 1111 の例のように、複数のプラットフォームから同じ値を指定すると、同じアプリケーションのユーザーやデータを参照することもできます。
注意
AppID を知っていてもアプリケーションは攻撃できませんが、ClientID と ClientSecret を使えば、アプリケーション内の全データに対して管理者権限でのアクセスができてしまいます。ClientID と ClientSecret は開発者ポータルへのログインパスワードと同等の厳重な管理が必要です。
Kii のサポートに問い合わせる場合は AppID とサーバー設置場所のみお知らせいただければ十分です。
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